伊藤塗装|静岡市清水区の塗装店

鉄部の塗装

ケレン清掃作業

塗装する前には必ずケレン清掃作業から入ります、外部ではチョーキング現象を高圧洗浄やワイヤブラシ、ナイロンたわしなどで取り除き塗装ができる状態に下地調整を行います、錆の発生によりジスクサンダーなどの電動工具、はつり作業などを圧縮空気を利用してのエアー工具で施工致します。

昭和の話ですが15歳から塗装の道に入ることは2年間の見習い期間、即ちこの期間は塗装とはいえはけは持てずひたすらケレン清掃作業になります。電動ブロアーもない時代ですので、20cmくらいのゴム管を持ち歩き、左官工事の後工程であるため、ひたすらにスチール窓に固まったモルタルを取り除く塗装前作業ばかりをしていたことよく聞かされました、しかし見習いとはよく言ったもので慣れてくると、当時大勢いた職人の仕事のコツや癖を見て覚える(仕事を盗む)ことができたそうで、教えてもらわなくとも頭の中ではすでに形(イメージ)はできているとも聞きました、現在では手取り足取りなのかもですが、相も変わらず職人たるものこの意識が一番ですね。最近は自分もパソコン動画にて技術を取得しております、時代は変われど向上心はまだまだ健在です。


下塗り

鉄部の下塗りは塗り替えにおいてはさび止めにあたります、新規の場合は接着をよくするためのプライマー、例えば新規ステンレス金物や亜鉛メッキ、ガルバリウム鋼板などに塗装が付着するように、剝離防止の役割もあります。長期屋外に保管目的のための下塗りのようなものもあるようです。下塗りもカタログによると塗装間隔が7日以内に施工するべくこと、塗膜の固まりすぎにも要注意ですね、しかし日にちは間隔も過ぎる場合もありますのでその場合には目荒らしにて対応いたします。錆の発生もいろいろとあり、タッチアップ塗装(拾い塗り)をしてからの下塗りや赤さびを黒カビ転換剤を使用しての錆びの固形化など下地の状況に合わせての塗装が有効になります。また下塗りは調色も可能で上塗りに合わせた塗装が可能です、基本的には赤さび色と白さび色を上塗りにより淡彩色には白色、濃厚色には赤さびを使い分けますし、下塗りを2回塗る場合は白色を塗ってからの赤さび塗装、または赤さびを塗ってからの白さび塗装など上塗り色に応じての順序となります、あと錆止めでも黄色、グレー色、ベージュ色、ブラウン色などがありますが上塗りを2回塗装するのならばあまり近い色は必要ではありません、倉庫の大きさや、在庫管理などを考えると赤さび、白さび、時々グレー色になります。
雨戸板し下塗り施工後
駐輪場下塗り施工中
貨物コンテナ白さび止めタッチアップ後下塗り施工中
ベランダ手すり下塗り施工後

上塗り

鉄部の上塗りは2回塗りで施工します。ハケ塗りこそ厚くたっぷりと塗装可能ですが、最近の溶剤系塗料の傾向は速乾性であり、高粘度の2液混合塗料が多く可使時間までの使用ですので、素早く施工することが求められています、以前は住宅の角波トタンとかはハケ塗こそ下塗り上塗りで合計2回塗りで仕上げをしていました、赤さび色を下塗りしてからの上塗りを1回塗りで仕上げすることが、ハケ塗りの技術、面白さ、むずかさになり、そのためのはけ目を通し方や塗り継ぎ目通りなどにはこだわりました。そのため現在でもその意識は継続的なものとして残っています、トタン外壁の住宅も少なくはなりましたが現在でも時々、塗り替え工事の需要は有ります。トタン屋根、木部の破風板、軒裏からトタン外壁の塗装、玄関まわりのモルタル下地の左官壁のパターンローラー模様付け、木製やスチール雨戸あり、軒裏ベニヤ板と木製枠の色分けのだめこみ仕上げなど下塗りから上塗りなり高度な技術、仕上げを要求されることは現在でも変わりませんし塗装のすべてが含まれるトタン住宅は塗装屋のだいご味であると思います。

お問い合わせ

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静岡県静岡市清水区梅ケ谷204-15
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